基本給は平均より安いが手当てが多い
工場の正社員の基本給は全国平均よりも少なくなりますが、手当てがたくさんつくため手取りの給料は平均よりも多くなるのが一般的です。工場は24時間稼働しているものが多く、月に何回かは夜勤があります。夜勤には通常よりも25％割り増しの夜勤手当がつくため、夜勤が多いほど給料は高くなります。そのほかにも、納期前の忙しい時期に残業となれば残業手当がつくため、基本給＋5万円ほどが月々の給料になります。20代は月収20万円から25万円、30代は月収25万円から30万円が相場です。もちろん、正社員であればボーナスも出るので、年に2回から3回のボーナスも支給されます。そのため、工場の正社員は給料の面において悪くないと言えるでしょう。
福利厚生が充実している
工場の正社員の待遇においては、福利厚生が充実していることがあげられます。工場の規模によって充実度は異なり、大企業の方が充実度が高くなります。大企業の本社で働くのは学歴の高さが求められますが、工場はそこまで厳しい学歴を求められないため比較的採用されやすいのが特徴です。大企業の工場は基本的に大企業と同様の福利厚生が得られるため、社員食堂があるのはもちろん、企業が保有する保養所を利用できたり、寮を完備していたりなど、待遇が良いのが特徴です。なかには工場内に保育所が設置されているところもあり、子育て中の人でも働きやすいようになっています。工場の労働環境や待遇は、正社員として働くメリットがあると言えます。